2013年6月23日日曜日

ブローナーが2-1判定でマリナージ下す


 WBA世界ウェルター級タイトルマッチが22日(日本時間23日)、ニューヨーク・ブルックリンのバークレイズセンターで行われ、挑戦者のWBC世界ライト級王者エイドリアン・ブローナー(23=米)がチャンピオンのポーリー・マリナージ(32=米)を2-1(115-112、117-109、112-115)の判定で下して3階級制覇を達成した。マリナージは2度目の防衛に失敗。

 2階級制覇王者マリナージとクラスを一気に2つ上げて3階級制覇を目指すブローナーとの対決。スタートは地元ブルックリンの技巧派マリナージがジャブからボディブローにつなぐなど、手数の多さで攻勢をアピールした。
 
ブローナー
しかし賭け率11対1と大きく上回るブローナーには余裕があった。L字ブロックの姿勢で徐々にプレッシャーを強め、右カウンターを正確にコネクト。試合のペースは徐々にブローナーに傾いたかに見えたが、マリナージは決定打を許さず、最後まで失速せずに手を出し続けた。パンチの精度でブロナーが上回ったかに見えたが、ジャッジ1人はマリナージの手数を評価した。ブローナーは27勝22KO無敗。マリナージは32勝7KO5敗。

 試合後のインタビューは荒れ模様。ブロナーは「(マリナージのパンチは)ほとんどあたっていない。あんなのシャドーボクシングだ!」と吠えれば、マリナージは「あいつは1ラウンド30秒しか働いてないじゃないか!」と文句を言っていた。

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