2013年6月9日日曜日

ステベンソン電撃TKO奪取 WBC・L・ヘビー級


 カナダ・モントリオールのベルセンターで8日(日本時間9日)で行われたWBC世界ライトヘビー級タイトルマッチは、スーパーミドル級から転向した挑戦者アドニス・ステベンソン(ハイチ=カナダ、WBC4位)が王者チャド・ドウソン(米)に初回1分16秒TKO勝ちでベルトを巻いた。
 

 35歳の遅咲きスターが誕生した。サウスポー対決。29歳でプロ入り、昨年死去したエマヌエル・スチュワート氏の教え子スティーブンソンが肩越しから放った左が命中。棒が倒れるようにマットにダイブしたドウソンは起き上がったものの、目がうつろ。主審は慎重に観察して腕を交錯させた。
 

 ストップの瞬間、陣営と狂喜乱舞したスティーブンソンは21勝18KO1敗。これまでもセンセーショナルなKO勝ちで注目を集めていた倒し屋はカナダのライバル、パスカルやブーテよりもホプキンス(IBF王者)との統一戦を希望。会場のどよめきを誘った。アンドレ・ウォード戦に続くストップ負けのドウソン(30)は31勝17KO3敗2無効試合。

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