2012年12月2日日曜日

トラウト、コットに大差の勝利 WBA・S・ウェルター級戦



 MSGが沈黙した――。1日夜(日本時間2日)ニューヨーク、マジソン・スクエア・ガーデンで挙行されたWBA世界S・ウェルター級タイトルマッチは予想不利の王者オースティン・トラウト(米)が挑戦者ミゲール・コット(プエルトリコ)に3-0判定勝ちを収め4度目の防衛に成功した。


 ダウンシーンはなし。序盤、リーチ差を生かしサウスポーからパンチをコネクトしたトラウトに、コットは接近を試みて挽回。前半6回までコットがポイントをリードしているようにも思えた。しかしテクニシャン、トラウトは右ジャブをコンスタントに決め、コットの攻勢を遮断。攻めてはアッパーとボディーブローを多発してラウンドを連取。懸命に肉迫するプエルトリコ人に最後まで決定打を許さなかった。顔面アザだらけで試合を終えたコットに対し、王者はきれいな顔で終了ベルを聞いた。
 それでも公式スコアの117-111が2者に119-109でトラウトという数字は、差がつき過ぎた印象もあった。

 セミのWBCフェザー級シルバー王座決定戦はWBC10位ジェイソン・べレス(プエルトリコ)が同11位サルバドール・サンチェスⅡ(メキシコ)から2回と3回にダウンを奪い、3回38秒TKO勝ち。Photos/SHOWTIME

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