2012年11月18日日曜日

スリル満点! ビロリアが王座統一


PHOTO/SUMIO YAMADA
ロサンゼルスのスポーツアリーナで17日(日本時間18日)挙行された世界フライ級王座統一戦は、WBO王者ブライアン・ビロリア(米)がWBA王者エルナン“タイソン”マルケス(メキシコ)を10回1分1秒KOで下し、2冠を手中にした。

 3度のダウンシーンはいずれもマルケスがダメージを与え、カサにかかって攻め込んだ時にビロリアの逆襲を食らって発生した。それだけ試合はスリルに満ちたものだった。

 初回に倒してペースを握ったビロリアは5回も快調に戦っていたが、マルケスの逆襲を食らいグラリ。滅多打ちにさらされながら乗り切ったビロリアは2度目ダウンを奪う。

 しかし7回から反撃したマルケスがサウスポーから連打を見舞いラウンドを連取。とくに9回はWBO王者に後退のステップを踏ませるなど優勢だった。10回も乱打を浴びせていたが、ビロリアの右カウンターで痛烈にダウン。続行に応じたものの、ワンツーが決まると、マルケス・サイドのロバート・ガルシア・チーフセコンドがタオルを持って棄権をリクエストした。

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