2012年11月12日月曜日

マレスがモレノ撃退 サンタクルスKO防衛

 


 WBC世界S・バンタム級王者アブネル・マレス(メキシコ=米)にWBA世界バンタム級“スーパー”王者アンセルモ・モレノ(パナマ)が挑戦した注目の一戦が10日夜(日本時間11日)ロサンゼルスのステープルズ・センターで行われ、マレスが明白な判定勝ちで初防衛を果たした。

 ディフェンディング・チャンピオンのマレス(26)が突進を繰り返してボディーを執拗に攻めれば、“パナマのパーネル・ウィテカー”サウスポーのモレノ(37)は左ストレートを随所に決めて拮抗。激しいペース争いに緊張がはしる。5回、攻め込んだマレスの右が効いてモレノが倒れ、カウントが入る。これを境にペースを握ったマレスは、11回にモレノがホールディングで減点されたことも追い風となり、3-0(116-110×2、120-106)の判定勝利を得た。

 今後ノニト・ドネアらとのビッグマッチが嘱望されるマレスは25勝13KO1分。10年間負けなしだったモレノは33勝12KO2敗1分。
 

 IBF世界バンタム級王者レオ・サンタクルス(メキシコ=米)はビクトル・サレタ(メキシコ)を相手に2度目の防衛戦。持ち前の激しいプレス、とりわけボディーアタックが冴えるサンタクルスが楽々リード。4回と7回に倒した後、気力で対抗するサレタを9回、悶絶させてKO。タイムは1分42秒。マレスへ挑戦を望んでいる。

 また1年ぶりのリングとなった元WBO・J・ミドル級暫定王者アルフレド“ペロ”アングロ(メキシコ)は左一撃でラウル・カサレス(米)を初回56秒KO。不法滞在で7ヵ月間収監されたアングロはリング復帰に涙を浮かべた。Photo/GBP

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