2012年10月7日日曜日

フエンテス、カルデロンに引導渡す


 プエルトリコのバヤモンで6日夜(日本時間7日)行われたWBO世界ミニフライ級タイトルマッチは、王者モイセス・フエンテス(メキシコ)が元王者イバン・カルデロン(プエルトリコ、WBO3位)を5回1分22秒TKOで破り、V2に成功した。

 前日計量を3度目でパスしたフェンテスは減量苦が噂された。試合前「負けたら引退」を口にしたカルデロン(37)に王者はいきなり襲い掛かる。それを裁くとサウスポーのカルデロンが軽快なフットワークを駆使して、3ラウンドまでアウトボクシングを披露する。
 しかし4回、意を決したようにフエンテスが攻勢に転じると、ベテランは四苦八苦。コーナーでしこたま連打を食らったところでラウンド終了。5回、スパートしたメキシカンの重厚なボディーブローの前にカルデロンは2度ダウン。最後は自ら崩れるように沈み、パボン主審(プエルトリコ)がストップをかけた。
 連続KO防衛のフエンテスは16勝8KO1敗。これが18度目の世界戦だったカルデロン(35勝6KO3敗1分)は引退が確実視される。

 なお、メインエベントのS・バンタム級12回戦は、前WBO王者ウィルレド・バスケス・ジュニア(プエルトリコ)が同国のジョナサン・オケンドに7回2分33秒KO勝ちを収めている。

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