2012年6月4日月曜日

トラウト、ロドリゲス下しV3 WBA・S・ウェルター級戦



 同じく2日、ロス近郊カーソンで行われた重要試合の一つ、WBA世界S・ウェルター級タイトルマッチは王者オースティン・トラウト(米)が挑戦者3位デルビン・ロドリゲス(ドミニカ共和国=米)を3-0判定で破り、3度目の防衛に成功した。
 ダウンシーンはなし。アマチュア時代全米チャンピオンの実績があるテクニシャンのトラウトに対し、パベル・ウォラク(ポーランド)との激闘で名を馳せたロドリゲスの出方が注目された。挑戦者が前半はカウンター狙いの待機戦法に出たため、試合は盛り上がりを欠く。それでもサウスポーのトラウトは中盤から左の的中率を高め、ポイントをピックアップ。公式スコアは117-111、118-110、120-108と大差でチャンピオンが支持された。
 トラウトはリングサイドで観戦した同級WBC王者サウル“カネロ”アルバレスの対戦候補に挙がっているが、この一戦でどれだけアピールできたかは疑問。25勝14KO無敗。2度目の世界挑戦に失敗したロドリゲスは26勝14KO6敗3分。
=PHOTO/SUMIO YAMADA=

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