2012年6月4日月曜日

サンタクルス、マリンガを完封 IBFバンタム級王座決定戦


 2日(現地時間)ロサンゼルス近郊カーソンで行われたマラソン興行。タイトル戦の一つ、IBF世界バンタム級王座決定戦は、IBF4位レオ・サンタクルス(米)が1位ブシ・マリンガ(南アフリカ)を大差の判定で下し、アブネル・マレスがS・バンタム級転向で空位となったベルトを獲得した。
 出だしから旺盛な手数、重厚なボディー連打、秀逸なディフェンスを武器にサンタクルスが快調に飛ばす。しかし日本で長谷川穂積に初回で撃退されたマリンガは、19ヵ月ぶりのリングにもかかわらず、打たれてもパンチをリターンして諦めない。7、8ラウンドとサンタクルスのボディー打ちで後退したマリンガだが、ダウンを拒否して立ち向かう。それでも若いサンタクルス(23歳)のペースは衰えず、ワンサイドな内容のまま終了。公式スコアは120-108が2者に119-109の3-0で地元のサンタクルスを支持した。
 メキシコ生まれでロサンゼルスで育ったサンタクルスは20勝11K0無敗1分。元WBCライト級暫定王者ホセ・アルマンド・サンタクルスの実弟である。2度目の世界挑戦に失敗したマリンガは20勝12K04敗。

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