2012年5月15日火曜日

ビロリア、ニーニョをTKO WBOフライ級王座V2


 12日(現地時間)フィリピン、マニラ近郊のパシグ・シティで挙行されたWBO世界フライ級タイトルマッチは王者ブライアン・ビロリア(米)が挑戦者8位オマール・ニーニョ(メキシコ)を9回2分7秒ストップし、2度目の防衛を果たした。
 両者は06年に2度グローブを交え、初戦でニーニョがWBC・L・フライ級王座を獲得。2戦目はニーニョがドーピング検査で失格となり、王座を剥奪された。この因縁の第3戦はシーソーゲームの様相を呈した後、4回、ビロリアがダメージングブローを打ち込んで攻勢。5回にも王者のアタックでニーニョは右目をカットする。テクニシャンのニーニョは中盤に抵抗をみせたが、ペースはビロリアが手中。9回、右でメキシカンをロープへ送ったビロリアが追撃をかけると、ニーニョの体が傾き、オルテガ主審(米)がストップをかけた。
 V1戦のセグラ戦に続き、ルーツのフィリピンでベルトを守ったビロリアは31勝18KO3敗2ノーコンテスト。ニーニョは31勝13KO5敗2分。
 セミでは前WBOフライ級王者でビロリアに王座を奪われたフリオ・セサール・ミランダ(メキシコ)が前WBC・L・フライ級王者ロデル・マヨール(フィリピン)に1回、2回、5回にダウンを奪われ、10回大差の判定負けを喫した。

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