2012年3月25日日曜日

比国のウォーズ、バァト勝つ 日比対抗戦

日比ボクシングフェスティバルが25日後楽園ホールで行われ、日本のジムに所属するウォーズ・カツマタら3人のフィリピン人ボクサーが日本人選手と対戦した(いずれも8回戦)。メインカード登場の日本フライ級9位カツマタ(勝又)は元ランカーの金城智哉(ワタナベ)と対戦。この日の出来は必ずしもよくはなかったが、6回に金城とらえ、巻き込むような右フックを顔面に打ち込むと、すかさず追撃して再び右フックを決めてKO勝ち。勝又ジムに移籍して5連続KO勝ちをマークした(通算17勝15KO5敗)。
 日本バンタム級7位の益田健太郎(新日本木村)はダンディ東栄(一力)から3回に右フックでダウンを奪い3-0の判定勝ち。東洋太平洋S・バンタム級15位のジョナタン・バァト(カシミ)は同11位の上谷雄太(井岡)に3―0の判定勝ち。25歳のサウスポーは5回に右フックを決め上谷にしりもちをつかせた。その後両目のカットとスタミナ難で後半粘る上谷とのパンチの振り合いは危なっかしい場面もあったが、しかし最後は経験にモノを言わせ、日本のリングで7連勝をマークした。通算20勝10KO3敗3分。
 この日の日比フェスティバル、会場には多くの在日フィリピン人の姿もあり、同胞選手の試合はもちろん、マニー・パッキアオのビデオ・メッセージや比国舞踊等のアトラクションが披露されるたびに大きな歓声を上げていた。

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