2012年2月14日火曜日

伏兵サンチェス、ゲレロを攻略 IBF・J・バンタム級

メキシコのロスモチスで11日(現地時間)行われたIBF世界J・バンタム級タイトルマッチは地元の挑戦者フアン・カルロス・サンチェス(メキシコ)が王者ロドリゴ“ガト”ゲレロ(メキシコ)に3-0判定勝ちで戴冠。ゲレロは初防衛に失敗した。
 長身のサウスポー、サンチェスに対し、ゲレロは左右にスイッチしながら、ボディー連打を繰り出す。“スルド”(サウスポー)のニックネームを持つサンチェスはサイドステップ、バックステップを駆使しながら、王者の出鼻にワンツー、右ジャブ、アッパーを突き刺す。しかし挑戦者の攻撃は断続的で、試合全般にわたり、ゲレロが有効なプレッシャーをかけていた。ところが3ジャッジの採点は挑戦者のアウトボクシングを評価。1週間前のドネア-バスケス戦で3ポイント、バスケス有利と採点して物議を醸し出したルーベン・ガルシア氏は116-112、同試合でドネアの勝ちとしたリーバイ・マルティネスは119-109(!)、ラリー・ハザードJrは115-113と、いずれもサンチェスを支持した。
 サンチェスは13勝7KO1敗1分。ゲレロは16勝10KO4敗1分。

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