2011年10月3日月曜日

マルティネスまたKO防衛 WBCミドル級

“マラビージャ”ことセルヒオ・マルティネス(アルゼンチン)がまたもミドル級最強の実力を誇示した。マルティネスは1日(現地時間)米アトランティックシティのボードウォーク・ホールで、欧州王者ダレン・ベーカー(英)を11ラウンドKOで下し、WBCミドル級ダイヤモンドベルトを守った。
 サウスポーのマルティネスは終始右ガードを下げたポーズで対処。その構えから速射砲のようなパンチを繰り出して攻め込む。だが端正なヨーロッパスタイルのボクシングを見せるベーカーは身長、リーチを生かした左ジャブをコネクト。右も当たり始め、マルティネスは鼻血を流す。それでもパンチの回転力で勝る王者は中盤のポイントを連取。ベーカーも執拗に食い下がり、勝負は終盤へ。そして11回、マルティネスが左右連打から右をこめかみに打ち込むと、ベーカーはブロックしていたにもかかわらず、仰向けにダウン。そのままカウントアウトされた。KOタイムは1分29秒。
 ウィリアムズ第2戦、ジンジルク戦に続くKO決着のマルティネスは48勝27KO2敗2分。初黒星のベーカーは23勝14KO1敗。

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