2011年8月14日日曜日

マレス2-0でアグベゴ下す バンタム級新王者誕生


 13日夜(現地時間)ラスベガスのハードロック・ホテル&カジノで行われたIBF世界バンタム級タイトルマッチ兼ショータイム・トーナメント決勝は挑戦者アブネル・マレス(メキシコ=米)が王者ジョセフ・アグベゴ(ガーナ)から2度ダウンを奪い、マジョリティー・デシジョンで王座を獲得した。
 初回終了間際のパンチ交換で、マレスの左が決まり、ロープ際にアグベゴが倒れる。その後もマレスがボディー打ちを中心に手数で優勢。しかし4回、ガーナ人の右が命中し、マレスは腰が落ちる。ダウンしないのが不思議なほどのインパクトがあったが、以後マレスがダメージングブローを食らう場面はなかった。アグベゴも左ジャブ、右ボディーなどで反撃。ややポイント差が接近した終盤11回、マレスの左右ボディーで守勢に回ったアグベゴに、メキシカンは左ボディーを追撃。崩れたアグベゴにラッセル・モラ主審のカウントが入ったが、このパンチは低打だった。
 とはいえ、ジャッジ一人の113-113のドローには首を傾げる。他の2人は115-111で新チャンピオン誕生を支持した。
 マレス(22勝13KO1分)はIBFベルト、“スーパー・フォー”タイトルと並びWBCシルバー王座を獲得した。ダウンの判定に激怒し、主審に詰めかかろうとして押さえられたアグベゴは28勝22KO3敗。
※写真はアグベコを左で攻めるマレス =PHOTO/SUMIO YAMADA=

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