2011年8月28日日曜日

四ヶ所、大差の判定負け WBC女子フライ級戦


 メキシコ・トラスカラ州ウアマントラで27日夜、WBC女子フライ級チャンピオン、マリアナ“バービー”フアレス(メキシコ)に挑んだ同級4位四ヶ所麻美(フラッシュ赤羽=写真)は健闘むなしく3-0判定負けを喫した。
 初回、様子見のフアレスに対し互角以上に戦ったように見えた四ヶ所だったが、2回以降パンチの的確さでペースはメキシカンへ傾く。左右にスイッチしながら戦うフアレスは男子顔負けのボディー打ちで断然優勢。歯を食いしばりながら挑戦者は毎ラウンド耐え抜く。それでも決定的なダメージを回避する四ヶ所は8回、右を痛打して沸かせる。だがタフネスを誇る“バービー人形”は反撃して局面を打開。両目尻にアザをつくった四ヶ所は9、10回とフアレスの猛攻にダウンを免れるのが精一杯だった。
 フアレス(30勝14KO5敗3分)の勝利は間違いところだが、スコアカードの100-86、100-90、100-89はあまりにも離れ過ぎ。キャリア不足ながら最後まで戦い抜いた四ヶ所(5勝3KO3敗)の頑張りも称えたい。

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