2011年7月2日土曜日

中国で殊勲 松本空位のABCO王者に


 6月28日、中国四川省会理県で行われたABCO(アジアボクシング評議会)S・バンタム級王座決定戦で、松本章宏(カシミ=写真)が地元のシアン・キモ(中国)を4ラウンドTKOに倒し、新チャンピオンとなった。
 帰国した樫見直幸カシミジム会長の話によると、松本は初回に右ストレートでシアンからダウンを奪うと、3回、4回にもダウンを追加。最後は相手側が棄権を申し入れて松本にチャンピオンベルトがもたらされた。
 ABCO(Asian Boxing Council=アジアボクシング評議会)はタイを中心としたWBC傘下の地域団体。ただし日本はOPBF(東洋太平洋ボクシング連盟)に加盟しているため、ABCOには加盟していない。
 松本(20)はロリー松下、中岸風太に続くカシミジム“第3の男”。ランキングのS・バンタム級には、OPBF11位に中岸が、日本11位にロリー(バンタム級でOPBF王座決定戦出場予定)がランクされているが、松本の名はない。戦績は9勝4KO1敗。この唯一の黒星は12月の全日本新人王決定戦でコーチ義人(角海老宝石)に判定負けしたもの。
 同じ中国のリングで日本のジム所属の2選手が8回戦に登場し、アルゼンチン人の日本S・バンタム級11位・ネストール・ウーゴ(トヤマ)・はアリエル・デルガド(比)に判定勝ち。フィリピン人のフェザー級ジョナサン・バート(カシミ)はパッジャイ・ヤングットジム(タイ)と引き分けに終わっている。

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