2010年8月16日月曜日

金、大差の判定負け IBFライト級王座決定戦

 米テキサス州ラレドで14日(現地時間)行われたIBF世界ライト級王座決定戦は、IBF3位ミゲール・バスケス(メキシコ)が1位の金智訓(キム・ジ・ホン)に12回判定勝ちを収め、ベルトを手にした。
 今回が米国5戦目、11連続KO勝ち中の金に対し、同い年のバスケス(23歳)は昨年、アミール・カーンを倒した男プレスコットに勝って浮上したメキシカン。ファイター(金)-ボクサー(バスケス)という対照的なスタイルの対戦は、突進する金のパンチをかわし、右強打、左ジャブをヒットするバスケスがペースを掌握。バスケスはクリンチワークも巧妙で、金は強打を決められない。終盤も断続的なラッシュでコリアン・ファイターを追い詰めたバスケスが119-109,120-108,118-110と大差の勝利。昨年2月、当時の王者ネート・キャンベルが体重オーバーで剥奪されて以来、1年半ぶりに王座が埋まった。 バスケスは26勝12KO3敗。金は21勝18KO6敗。
 同じリングで行われたIBFフェザー級1位決定戦はミゲール・アンヘル“マイキー”ガルシア(米)がコーネリアス・ロック(米)から2度ダウンを奪い、11回1分9秒TKO勝ちを飾った。

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